就職活動に注意して欲しい募集内容は、そんなにきつくなさそうな仕事内容なのにも関わらず給料がよく…

就職活動に注意すべき求人情報は、そこまできつそうな仕事ではないのに給料が高く、拘束される時間が長いものです。このような求人は、記載されている給料に『みなし残業代』を含んでいるケースがよくあります。みなし残業代は、『みなし』と呼ばれるもので30時間・45時間といった感じで求人の記載内容に時間の併記がされています。これは、毎月これくらいの残業が想定されるため、最初から給料形態に残業代を入れておく、といった仕組みです。（なお、これは違法ではありません）もしも求人に『みなし残業代45時間込』というのは、「書かれた時間分の残業代を入れた場合は、これだけの給料になります」という話になります。ですが、悪質な求人には記載しておくべき『みなし』をわざと記載していないこともザラですのでしっかり気を付けてください。

これはシフト制の仕事についての話です。毎週、一定の曜日に勤務できる人を募集している求人をよく見ますが、もし、応募しようと思っているならシフトの提出方法、休む方法については、面接の際に確認しておきましょう。それはどうしてかというと、私は過去に、産休で休む人の穴埋めとして、正社員として就職したのですが、私のシフトがそこでは、「土日」固定のシフトだったのですが、新人の私以外、他の社員は現場にいませんでした。前任の方が「土曜、日曜」に必ず出る人だったので、私自身も同じような人として扱われてしまいました。なので「土日」に冠婚葬祭が入った場合、シフトを変更してもらわなくてはならず、同じ部署の先輩たちに「日曜日に休みたいのです」と自分で連絡を入れなくてはいけませんでした。立場も給料もほとんど同じなのに土日を1人の人に任せるって・・・今思えば「おかしな職場だった」としか言いようがありません。

最近では、「ブラック企業」が社会問題として扱われるようになり、労働条件での取り締まりが強化されていったり、会社名が公開されたりと損をする仕組みができてきましたが、パーフェクトとは言い難いです。したがって、面接で見破る必要が生じます。ともかく、求人票等に書かれている労働条件を確認し、それぞれの項目についていろいろと質問してみることです。「ブラック企業」の場合、記載内容がウソだったときには、返答が曖昧なものとなります。「その場でははっきり答えられない」とはぐらかしをしてくるはずです。給与や残業や休日に対しては、質問してみると、困ったような顔をする場合も多くあります。それでもめげずに尋ねていくと、ブラック企業によくある高圧的な態度や、ふてくされたような態度になってくるので、その瞬間に相手のウソを確信できます。このような会社は、嘘をつく体質であるといえるので、何か違和感を感じたら、他の会社をあたったほうが良いと思います。

はじめて「失業保険」をもらう際に、「期間内は自動的に受け取れる」と考える人が非常に多いですが、それは正しくありません。実際は、失業保険の給付をもらい続けるためには、求職活動を続けていることが条件で、さらに、月に一度はハローワークに行く必要があります。一か月おきにハローワーク職員との面談を通じて、真剣に就職活動をしていることをわかってもらえれば翌月も保険を受けられる仕組みとなっています。他方、真剣に就職活動をしていないという心証を与えたり、月に一度の職員との面談に顔を出さないときは、強制的に給付の一時停止となったり、ときにはそれ以降の給付資格も失効するおそれがあるのでそうならないよう十分気を付けましょう。

時間に融通が効くはずの派遣社員だからといっても、契約期間を過ぎたら任意のタイミングで退職できるわけではないと、実際に転職活動を経験して理解しました。私は新婚した後、生活が落ちついたあとできればすぐに子供が欲しかったので、子供ができる日がくるまでのあいだ、数年だけ今までの仕事をしたいと思い、就職しました。派遣社員ということもあり、正規よりも収入は少なめでしたが、ですが時間的な融通のために、この道を選択しました。ところが、入社したあとで、一緒に働く人たちは多数のスタッフが派遣社員として10年～15年くらい勤務しているというのです。結論として派遣を選択したとしても、契約が過ぎたらすぐに辞められる雰囲気などなく、この先どうしたらいいのか、少し困惑しています。

転職のための面接でしてはいけないのは良い印象を与えたいと度を超えた猫かぶりすることは、はっきり言って不採用に直結してしまいます。そうなる前に猫をかぶるよりも面接の際は「育休」などの、普通であればかなり質問しづらいことを勇気を出し率直に聞いておくと確実に自身のためにもなります。意外に思うかもしれませんが、「そのような無神経な質問をすると、選考結果に採用されないのではないか」と懸念する人もいるかもしれませんが、ですが、意外と良い結果をもたらすことは結果的にはいい場合が多いようです。こうした労働環境やお金に関する内容は、実際には、誰しもが尋ねておきたい内容ですよね。ですが、不採用を恐れるあまり、不採用を恐れて質問できないのが普通です。しかしながら、あなたがあえて尋ねておくことで「正直な人だな」ということで自己アピールになるのです。

今まで私は、「転職サイト」に頼るより「ハローワーク」を優先していました。というのもCMで有名な大手の転職サイトは、特性上、都心の求人情報だけだからです。であったので、新しい職場を探す時は、「ハローワーク」のみ使っていました。もちろん、どうしても知名度は低くなりますが、地域に根ざした情報が自分に適した職が探しやすくなります。しかし、「聞いたことのない企業ばかりで不安」と感じている方も多数いるかもしれません。でも、求めていた労働環境の求人があるかもしれないので、これから転職を希望しているのなら、お近くのハローワークに1度は行ってみるのも良いと思います。有名な転職サイトみたいに多くの電話やメールもありません。

再就職しようと思っているならまめに色々な会社の情報を定期的にチェックしておけば再就職先を選択しやすくなるでしょう。あなたが今現在の職場に不満足だと、転職活動する際、どの会社も魅力的に思えてしまいます。そういった状態だと、どこに決めればいいのか、選ぶ会社に迷いが出てしまう結果になり、会社選びをしくじってしまう恐れがあります。よって、短い期間で退職の道へまっしぐら、なんてことになるかもしれないので、事前に会社の良し悪しを判断できる目を養っておくのがベストです。方法としては、転職したい会社の雇用に関わる情報だけ見るのではなく、転職したい会社の取引している会社も気にしてみましょう。良い企業は、取引先の情報を公開していますし、そうでは無い会社は宣伝ばかりなのでよく見ておきましょう。また、会社によって個人でのグループに入っている会社があるので、グループ名で中身を調べておくのも良いでしょう。

再就職の際の採用面接では、小企業であれば、大体は「人事」が面接担当ですが、状況によっては、人事以外が担当するかもしれません。たとえば、今後仕事を一緒にしていく作業部署の一番偉い人、要するに部長や課長などの管理職が面接する可能性も考えられます。特に、事務系・営業系などのジャンルでは、資格のみでは判断がしづらいですから、しっかり自分という人物をアピールすることが必要であります。面接官の誰からも「この男はしっかり自己主張できるし、なかなかの戦力になりそう」と思わせ、自分という人間を覚えていてもらうことが大事です。

転職活動を現在の仕事と並行している人は少なくありません。でも、忙しく仕事を行いつつ求人をチェックしながら応募したり、面接に行くのはスケジュール調整も含めてかなり骨の折れる作業といえます。転職活動を行っている間は、現在の会社の同僚や上司にその動きを悟られないようにしなければいけません。深く考えずに応募する、という人がいますが、もしも、そのまま書類選考が通り、面接の連絡が来た後で辞退すると面倒な事になるかもしれません。エージェントにサポートしてもらっていた場合は、エージェントに悪い印象を与えてしまいますし、自分で直接応募した場合も応募した企業から電話・メールで繰り返ししつこく連絡が入ってしまいます。いずれにせよ自分の大切な時間をドブに捨てることになりかねないので、行くつもりのない企業は、最初から応募しないのが正解です。転職活動は新卒の就活とは全く異なる、と理解しなければいけません。